「ハイスペック」というと、女性なら
・容姿端麗
・高学歴
・高収入
の全てが当てはまるでしょう。残念ながら、私は何れも当てはまりません。以前にも書いたと思いますが、歩く「コンプレックスの塊」。
50年生きてきても容姿で得したエピソードはゼロ(笑)。20代の頃、合コンに呼ばれてもお持ち帰りされたこともなければ、バイトで働いていた渋谷近辺で声を掛けられたことも無かった。女友達と一緒に行動しても、ナンパされたのは友達の方。所謂「ブス」の類いなんだろうなと思っていました。当時は。
勉強だって特別出来る方ではなかった。理数系は理解するのが人より時間掛かる。英語は中学・高校では結構勉強した方。今思えば音楽やらずに外国語に進めば良かったと後悔。大学受験はしたけれど合格したのは併設された短大の学部。多分国語の成績がネックだったと思う。自宅から2時間掛けてバイトしながら授業は必ず出席はしたけれど、2年の前期で学費が払えず除籍。なので履歴書上の学歴は高卒。ITの資格を取るのも、周囲が1回で取得できるところを3回でギリギリ合格するレベル。
今も昔もはっきり言って裕福には程遠い。家は自営業やっていたけれど、収入の殆どは亡き父の見栄と道楽に消えていった。学費は必要最小限出してくれたものの、私の受験時期に廃業してしまった。短大除籍後は一日中バイトに明け暮れていたけど時代は氷河期。就職活動も当然見込みはなく、バイト先の先輩から紹介された派遣会社に登録。育児で2度中断したけれど、切れ目無く働いていたので、再就職はそれ程時間が掛からなかった。もちろん、ずっと「非正規」で。容姿は問われる業種ではないけれど、高卒で資格は運転免許だけ。突出した特技も何も無い。ただ、職務経歴書の中には同年代の面接担当の人も当時経験したであろうコトがツラツラと書いてあったので、一次面接はそりゃもう話が弾むこと。二次面接も同じ様な感じでトントンと話が進み、社会人生活残り10年あるか無いかのところで、やっと安定した収入のひとつを勝ち取った。
。。。と、自分のロースペック自慢を書き立てましたが、大体こういうことを書く人は実は大学を出ていたり、起業したり、本を書いたりしていると思います。私は高卒で、ぺーぺーの平社員で、人妻で、子供2人持ちで一家の大黒柱。決して華々しい人生を歩んでいるとは思えないけれど、それでも幸せなのは、ご機嫌を自分で作れているからだろうな。旅行に行けなくても近場を散策して何かを発見したりとか、お金を掛けられなくてもキレイになる方法はいくらでもある。欲しいモノは沢山あっても、それって本当に自分にとって必要なのか、ネットのショッピングサイトを何周もして、時には実店舗で実際にモノを見て手に取って考える。勉強だって、今じゃインターネットで検索すれば調べたいことは山ほど出てくるし、本だって読みたきゃ図書館で借りるか、〇ック〇フで手に入れることも出来る。今の私はそれで十分。旅したくなったらそれまでにお金貯めるし、キレイになりたかったらまず歯医者に行くし、資格は今の仕事で取っておいて役立たないことはないから時間を作って勉強する。
過去イチ長めの投稿になったかもしれないけど、涼しいのに汗をかきながら伸びきった蒙古タンメンを啜りながら書き上げました。見てくださってありがとうございます。