Xで、ある投稿を見かけました。
投稿の主さんが男性か女性か、氷河期世代なのかそれより下なのかはわかりません。
社会人としてスタートしたところが氷河期だったということで、そこから自分で本屋で参考書買って勉強すれば高度な資格を取得して転職出来ただろうに。。。と、「氷河期世代の自己責任論」が沸き上がっています。
これについては、肯定もしませんが否定もしません。
確かに、目指しているものが有って、それに向かって勉強するという努力は大いに賛成です。
しかし、目指しているものが有っても、諸事情(生活苦や激務、病気など)で勉強する機会すら得られなかったという場合もあると思います。こういったのも「自己責任」なんでしょうかね?
私も度々投稿している通り、氷河期世代の人間です。高校3年で父親の事業が失敗し、当時私立高校に通っていましたが、帰宅したら敷地内にあったはずの重機やトラック、自家用車がキレイサッパリと無くなり、従業員だった人達がみんな居なくなりました。
本来大学受験なんて諦めるしか無かったけれど、プライドが高かった両親は受験まではさせたけれど、まさか併願の短大に合格するとは思っていなかったようで、入学金は準備できないから親族一同集まって進学断念するように言われました。
努力を否定されたので咄嗟に家出を思いつき、合格書類を親族に投げつけて荷物をまとめて出ていきましたが、追ってきた兄に引き留められ、その後は何とか入学したものの、学費がネックとなり、短大2年の前期終了と共に除籍となりました。兄は奨学金を受け取り、夜間の大学を卒業出来ましたが、私の場合は「女の子は大学に行かなくても大丈夫」という親の考えで、その時は渋々納得はしたものの、やはりバイト先の同期は大学生や短大生ばかり。「学校に行けないならその分働くしか無い」と、学校に行けなくなったその日からフリーターになった私は、かなりコンプレックスを感じました。
2年ほど経ってから、知人の紹介で派遣会社にスタッフとして登録しましたが、バイトは続けていました。同期は就職活動に苦戦を強いられたものの、有名企業に内定を貰ったのは一握り。あとは行方知れず。
派遣スタッフとして働き始めましたが、パソコンの操作はほぼ独学。営業の雑用から始まり、某インターネットプロバイダーのコールセンターをきっかけに、IT業界に入っていったわけです。
とは言え、ITで何をしたいのかは全く何も考えておりませんでしたが、プログラムを書いてみたいと会社に申し出ても、「ガルボさんは机上でプログラムをガリガリ書くより、電話でサポートする方が合ってると思います」と一蹴。通信機器のテクニカルサポートに従事した頃からネットワーク分野に興味を持ち始め、ベンダー資格の勉強を進められました。本を読んでも分からず、会社で開かれたレクチャーに参加しても何が分からないのか分からず、落ちこぼれの一途を辿っていきました。何とか3度目で資格を取得出来ましたが、「実務経験が無い」ということで、関連する業務に就けずに資格の期限が切れました。そういうこともあり、「努力しても報われることは無い」という事例が出来上がりました。
勉強の過程で知識が少しずつ身につき、色々な現場で働かせて貰いましたが、妊娠を理由に契約途中で打ち切り。長女を出産し、育休で復帰を宣言したらリストラを宣告されました。30代半ば、時期的にリーマンショックの後です。
夫が精神障害3級で通常の勤務が出来ないため、我が家は片働き。生活の為に稼ぎを途切れさせてはいけないと思い、13年所属した会社を辞めて直ぐ、ハローワークを通じて未経験の営業の仕事に就きました。給料はITやっていた時の約半分。その上、超ブラック+パワハラのコンボ。営業で周りながら転職活動を行い、契約社員としてITの仕事に再び戻りました。長男を妊娠して2年半後に再び契約途中で打ち切り。出産後3ヵ月で内職していた委託元の会社にパートとして働かせて貰い、その半年後に派遣会社に登録してITの仕事をまた始める事が出来ました。その後から現在については以前に投稿した通りなので割愛しますが、今取得している資格は、50代に入ってから取ったものです。その努力は会社の為ではなく、自分のため。残り少ないと思われる社会人生活で何かやりたい事として、勉強して取りました。きっかけを作ったのは間違い無く前職でしたが、取得しても、仕事で成長すること自体を否定されました。勿論退職理由のひとつです。
氷河期世代の努力は、環境が整い、就職がいとも簡単に出来て、高いお給料をいただき、先輩や上司からのアドバイスを「〇〇ハラだ」と受け取ってしまう世代には到底理解し難いと思っています。しかし、若い世代には想像出来ない事を経験した氷河期世代に、仕事や人生のピンチをチャンスに変える方法を尋ねていただけると、多少は報われるのではないかなと思います。
長文となってしまいましたが、何もせずに只々生きていただけの方には自己責任だと言われても仕方が無いです。表面化しなくても、生き抜く為に努力している氷河期世代は数多く居るということを忘れないで欲しいですね。